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イーマーンの基幹 - ⑤最後の日への信仰‐13地獄の様子 (日本語)

準備: ムハンマド・ブン・イブラーヒーム・アッ=トゥワイジリー

Description

最後の日への信仰に関連し、永劫の来世の行き先の1つである地獄の様子を簡潔に描写していきます。

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    地獄の様子

    ﴿ صفة النار

    ] 日本語– Japanese – ياباني [

    ムハンマド・イブラーヒーム・アッ=トゥワイジュリー

    翻訳 : サイード佐藤

    校閲 : ファーティマ佐藤

    2007 - 1428

    ﴿ صفة النار

    « باللغة اليابانية »

    محمد بن إبراهيم التويجري

    ترجمة: سعيد ساتو

    مراجعة: فاطمة ساتو

    2007 - 1428

    地獄の様子

    ● 地獄とは:アッラーが来世において、不信仰者と偽信者、及び(信仰者の内の)罪深い者たちのために創られた懲罰のための世界です。

    ● ここではアッラーの思し召しと共に、破滅の世界である地獄と、そこで繰り広げられる様々な種類の懲罰について見て行きます。そしてそれらの様子を窺い知ることで、私たちの心には地獄の恐怖とそれを回避したいという意識が呼び起こされるでしょう。天国の獲得と地獄からの救いは、イーマーン[1] と諸々の善行と義務行為、及びシルク[2]と種々の罪を回避することによって達成されます。アッラーに天国の獲得と、地獄からの救いを乞いましょう。そして地獄についての話もやはり、聖クルアーンと真正なハディースをもって説明していきます。

    ● 地獄のよく知られた諸名称:

    地獄はその本質は1つでありながら、その属性は数あまたです。そしてそのよく知られた名称には、以下のようなものがあります:

    1-地獄:至高のアッラーは仰られました:-そしてアッラーとその使徒に逆らい、かれ(アッラー)が定められた(法の)境界線を越える者は、(アッラーが)彼を地獄に入れよう。彼はそこに永遠に留まり、そこでは屈辱的な懲罰が繰り広げられるのだ。,(クルアーン4:14)

    2-業火:至高のアッラーは仰られました:-実にアッラーは偽信者たちと不信仰者たちを皆、業火の中に集めよう。,(クルアーン4:140)

    3-烈火:至高のアッラーは仰られました:-そして不信仰に陥り、われら(アッラーのこと)のみしるしを嘘とする者たちは、(地獄の)烈火の住人である。,(クルアーン5:10)

    4-燃え盛る炎:至高のアッラーは仰られました:-実にアッラーは不信仰者たちをそのご慈悲から遠ざけられ、彼らに燃え盛る炎を用意された。,(クルアーン33:64)

    5-灼熱の大火:至高のアッラーは仰られました:-その日彼らは真っ逆様に地獄に引きずり落とされ、こう言われる:「大火の灼熱を味わうのだ。」,(クルアーン54:48)

    6-全てを焼き尽くす炎:至高のアッラーは仰られました:-いや、決してそうではない。彼らは全てを焼き尽くす炎の中に投げ入れられよう。そして全てを焼き尽くす炎とは何か?燃え上がるアッラーの炎である。,(クルアーン104:3-6)

    7-燃え立つ炎:至高のアッラーは仰られました:-いや、決してそうではない。それこそは顔と手足の皮膚を焼け焦がす、燃え立つ炎である。(それは現世において真理から)背き去った者たちを呼ぶ。,(クルアーン7:15-17)

    8-破滅の世界:至高のアッラーはこう仰られました:-あなたはアッラーの恩恵を不信仰でもって返し、その民を破滅の世界へと追いやった者たちを見たか?彼らが行き着く先は(地獄の)業火である。その留まり所の何と忌まわしいことか。,(クルアーン14:28-29)

    ● 地獄の場所:

    1-至高のアッラーは仰られました:-いや、決してそうではない。実に放埓な者たちの帳簿は、7層目の地の下を転がる岩石の中にある。,(クルアーン83:7)

    2-アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)によると、アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:「・・・一方不信仰者はその魂を引き抜かれると、天使はそれを携えて大地の門へと赴く。そして大地の門番は言う:“この(魂の)ように臭い匂いは他にない。大地の最下層にまで届かんばかりだ。”」(アル=ハーキムとイブン・ヒッバーンの伝承[3]

    ● 永遠の地獄の民:

    不信仰者とシルク[4]の徒、及び偽信者は永遠に地獄の中にあります。しかし信仰者の内で罪深かった者は偉大かつ荘厳なるアッラーの思し召しのもとにあり、かれがそうお望みになればお赦しになりますが、そう望まれればその罪に応じた罰を下されます。

    1-至高のアッラーはこう仰られました:-アッラーは男女の偽信者と不信仰者たちに、地獄の業火を約束された。彼らはそこに永遠に留まるが、それ(業火)だけで彼ら(を罰する)には十分なのである。アッラーは彼らをそのご慈悲から遠ざけられる。そして彼らには途切れることのない懲罰があるのだ。,(クルアーン9:68)

    2-至高のアッラーはこう仰られました:-実にアッラーはシルクをお赦しにはなられないが、それ以外のことであればお望みの者をお赦しになられる。そしてアッラーに対してシルクを犯す者は、この上ない罪を犯しているのだ。 ,(クルアーン4:48)

    ● 地獄の民の顔:

    1-至高のアッラーはこう仰られました:-そして審判の日、あなたはアッラーに対して嘘を語っていた者たちの顔が黒ずんでいるのを見るであろう。(真理に対して)倣岸な者たちの住まいは、地獄の業火以外の何ものでもないのだ。,(クルアーン39:60)

     2-至高のアッラーはこう仰られました:-そしてその日、(彼ら不信仰者たちの)顔は埃まみれである。(屈辱による)黒い汚れにまみれている。彼らこそは不信仰に陥り、真理を嘘としていた者たちなのである。,(クルアーン80:40-42)

     3-至高のアッラーはこう仰られました:-その日(彼らの)顔は沈鬱である。(その日彼らは自分たちに)大きな災難が降りかかることを確信するのだ。,(クルアーン75:24-25)

     4-至高のアッラーはこう仰られました:-その日(彼らの)顔は恐怖と屈辱でこわばっている。苦々しい懲罰を受け、疲労困憊している。彼らは灼熱の地獄へと入るのだ。,(クルアーン88:2-4)

     5-至高のアッラーはこう仰られました:-炎が彼らの顔を焼き、彼らはそこで苦悶する。,(クルアーン23:104)

    ● 地獄の門の数:

    至高のアッラーは仰られました:-そして地獄の業火こそは彼ら全員の約束の場所である。そこには7つの門があり、その各々から既に定められた数の定められた者たちが入る。,(クルアーン15:43-44)

    ● 地獄の諸門はその民を中に閉じ込めて閉まっている:

    至高のアッラーは仰られました:-(地獄は)彼らを閉じ込めて塞がっている。伸びた鉄の針々によって(門が塞がれているのだ)。,(クルアーン104:8-9)

    ● 審判の日、審判を待つ台地にまで地獄の業火が及ぶこと:

    1-至高のアッラーはこう仰られました:-そして地獄の業火は、(真理から)迷い去った者たちに向かって立ち上る。,(クルアーン26:91)

    2-至高のアッラーはこう仰られました:-いや、決してそのようにあってはならない。大地が揺り動かされ。ぶつかり合って粉々になるとき。あなたの主は天使を隊列に組ませつつご来臨なされる。そしてその日、地獄の業火が現れる。人々はその日(現世において怠慢だったことや、自らの犯した罪々を)後悔するのだが、一体その後に及んでは後悔の念が何を益しようか?,(クルアーン89:21-23)

    3-アブドッラー・ブン・マスウード(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「アッラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:“その日地獄は、70000ものくびきと共に出現し、各くびきは70000もの天使によって引っ張られている。”」(ムスリムの伝承[5]

    ● 地獄の出現と、スィラート(地獄の架け橋)を最初に渡る者:

    1-至高のアッラーはこう仰られました:-そしてあなた方は皆地獄(の架け橋)にやって来る。それはあなたの主が必ずご遂行されることなのである。それからわれら(アッラーのこと)は(わが怒りと懲罰を招くような行いから)自らを防いでいた者たちを救い出し、不正者たちをそこに取り残したまま放っておくのだ。,(クルアーン19:71-72)

    2-アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)によると、人々は言いました:「“アッラーの使徒よ、私たちは審判の日、私たちの主にまみえるのでしょうか?”・・・そしてこの伝承の中に次のような箇所があります‐(アッラーの使徒は)言いました:“・・・それからスィラート(地獄の架け橋)[6]が地獄の業火の真ん中にかけられる。そして私と私の民が、最初にそこを渡る者たちとなるのだ。”」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[7]

    ● 地獄の底:

    1-アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「私たちがアッラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)と共にある時、彼は何か落ちる音を聞きました。そして預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:“あなた方はこれが何か知っているか?”私たちは答えました。:“アッラーとその使徒がよくご存知です。”すると(預言者は)言いました:“これは地獄の業火に70年前に投げ入れられた、1つの岩石(の音)である。それは転がり続け、今(地獄の)底に到達したのだ。”」(ムスリムの伝承[8]

     2-サムラ・ブン・ジュンドゥブ(彼にアッラーのご満悦あれ)は、預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)がこう言うのを聞きました:「(地獄の民の)ある者は業火にくるぶしまで浸かり、ある者は腰の辺りまで浸かり、またある者は首の辺りまで浸かっている。」(ムスリムの伝承[9]

    ● 地獄の創造の偉大さ:

    1-アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「アッラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:“不信仰者の臼歯、あるいは犬歯は、ウフド山ほども巨大である。またその皮膚の熱さは3晩の(旅程の)距離ほどもある[10]。”」(ムスリムの伝承[11]

    2-アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)によると、アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:「地獄における不信仰者の両肩の間の幅は、俊足の騎手が3日かけて移動する距離ほどもある。」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[12]

    3-アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、預言者(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:「審判の日、不信仰者の臼歯はウフド山ほどにも(巨大に)なり、その皮膚の厚さは70腕尺ほどにもなる。また前腕はアル=バイダーゥ山ほどにも(巨大に)なり、その腿はワリカーン山ほどにも(巨大に)なる。そして彼の地獄での居場所は、私のいるここ(マディーナ)からアッ=ラバダほどの広さがある[13]。」(アフマドとアル=ハーキムの伝承[14]

    ● 地獄の炎の強さ:

    1-至高のアッラーはこう仰られました:-そして審判の日、われら(アッラーのこと)は彼ら(不信仰者たち)を逆様に、盲目で聾唖の状態で召集する。彼らの行き着く先は地獄の業火であり、それ(炎)は小康してはわれらが更にまた盛り返すのだ。それこそは、彼らがわれらのみしるしを信じなかったことに対する彼らの報いなのである。,(クルアーン17:97-98)

    2-アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)によると、預言者(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:「“あなた方アーダムの子(つまり人類)が(現世で)使用しているこの炎は、地獄の業火の70分の1の熱さに相当するに過ぎないのである。”(教友たちは)言いました:“アッラーの使徒よ、これだけで十分(な熱さ)です。”(預言者は)言いました:“地獄の炎は(現世の)それよりも更に69部分だけ強力なのであるが、その各々の部分の熱さは(現世での)それと同様の熱さなのである。”」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[15]

    3-アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、アッラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:「地獄が困って、こう主に訴えた:“主よ、私の一部が他の部分を(燃やして)食べてしまいます。”すると(アッラーは地獄に)2つの属性をお許しになられた。(それはつまり)冬の属性と夏の属性である。ゆえにあなた方はそこにおいてこの上ない暑さと、この上ない寒さを見出すのである。」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[16]

    ● 地獄の燃料:

    1-至高のアッラーは仰られました:-信仰する者たちよ、あなた方自身とあなた方の家族を地獄の業火(へと招くような事柄)から守るのだ。その燃料は人間と石であり、その上には厳しく荒々しい天使たちがいる。彼らはアッラーが命じられたことに逆らうこともなく、そのご命令を遂行するだけなのである。,(クルアーン66:6)

    2-至高のアッラーは仰られました:-ゆえにその燃料が人間と石である地獄の炎(へと招くような事柄)から身を守るのだ。それは不信仰者たちのために準備されている。,(クルアーン2:24)

    3-至高のアッラーは仰られました:-あなた方と、あなた方がアッラーを差し置いて拝していたものは、地獄の業火の燃料となるのだ。あなた方はそこに入ることになろう。,(クルアーン21:98)

    ● 地獄の最下層:

    地獄は互いに重なり合う階層であり、偽信者はそのひどい不信仰性と信仰者たちへの害悪ゆえに、その最下層に入れられます。至高のアッラーは仰られました:-実に偽信者たちは地獄の業火の最下層にある。そしてあなたは彼らに対する、いかなる援助者も見出さないであろう。,(クルアーン4:145)

    ● 地獄の業火の影:

    1-至高のアッラーはこう仰られました:-そして左側の徒。左側の徒とは何であるか?(彼らは)熱風と煮えたぎる熱湯の中にある。(そしてそこから立ち上る)黒煙の蔭に。,(クルアーン56:41-43)

     2-至高のアッラーはこう仰られました:-彼らの上方にも下方にも、幾重にも重なる炎がある。これこそアッラーがそれでもって、そのしもべたちを警告するもの。しもべたちよ、ゆえにわれ(の怒りとこれらの懲罰を招くような事柄)から身を慎むのだ。,(クルアーン39:16)

     3-至高のアッラーはこう仰られました:-不信仰者たちよ、(地獄の炎から)立ち上り、3本に分岐する煙のもとへと行くのだ。そこには(暑さから身を守る)陰もなく、炎から身を守るすべもない。,(クルアーン77:30-31)

    ● 地獄の番人:

    1-至高のアッラーはこう仰られました:-われ(アッラーのこと)は彼(不信仰者)を灼熱の大火に放り込もう。そして灼熱の大火とは何か?(それは)彼らを生かしたままにもしておかなければ、一思いに殺してもくれない。(それは)人類を(様々な懲罰によって見るも無残な形に)変えてしまう。その上には19の天使がいる。そしてわれら(アッラーのこと)は地獄の管理役を天使としたが、われらは(19という天使の)数を信仰しない者たちへの試練としたのである[17]。,(クルアーン74:26-31)

    2-また地獄の番人にはマーリクという天使もいます。崇高なるアッラーは仰られました: -(地獄の民はこう)呼びかける:「マーリクよ、あなたの主に頼んで一思いに私たちを殺して(楽にして)しまってくれ。」(マーリク)は言う:「いや。あなた方はそこに留まるのだ。」,(クルアーン43:77)

    ● 地獄の一団:

    アブー・サイード・アル=フドゥリー(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:「至高のアッラーはこう仰られた:“アーダム(アダム)よ。するとアーダムは答えた:“はい、只今。あなたにお仕え申し上げます。そして全ての善はあなたの御手に委ねられています。”すると(アッラーは)仰る:“地獄の一団を送るのだ。”(アーダムは)言った:“地獄の一団とは何ですか?” すると(アッラーは)仰る:“1000人の内から999人を(地獄の民として)送るのだ。”この時子供たちは(余りの恐怖のため)白髪となり、-そして子を孕んでいる女たちは(余りの恐怖のため)流産し、あなたの目に人々は酔いどれのように映るであろう。しかし彼らは酔っ払っているわけではなく、アッラーの懲罰が余りに激しい故なのである。,(クルアーン22:2)”

    (教友たちは)言いました:“アッラーの使徒よ、私たちは(その1000人の内から地獄を免れる)1人になれるのでしょうか?”(すると預言者は)言いました:“喜ぶのだ。あなた方の内の者がその1人となり、ヤアジュージュとマアジュージュ[18]の民から1000人(の者たちが地獄行き)となるのだから。”」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[19]

    ● 地獄の民はいかに地獄に入るか:

     1-至高のアッラーはこう仰られました:-そして不信仰者たちは一団となって地獄へと導かれる。そしてそこに到着するとその門々が開かれ、その番人は彼らにこう言う:「一体あなた方の内の者から、あなた方に主のみしるしを読み聞かせ、この日の到来を警告する使徒たちは遣わされなかったのか?」すると(彼らは)言う:「確かに来ました。」しかし(この日)不信仰者たちに対しての懲罰は既に確定したのである。(彼らには)こう言われる:「地獄の門々から入るのだ。あなた方はそこに永遠に留まる。(真理から)倣岸であった者たちの住処の、何と忌まわしいことであろうか?」,(クルアーン39:71-72)

     2-至高のアッラーはこう仰られました:-そしてわれら(アッラーのこと)は審判の日を嘘であるとする者に、地獄の烈火を用意した。それは(遠くから)彼らの視界に入り、彼らは(炎が)いきり立つ爆音と奥底から噴出してくるような轟音を聞く。そしてその中の窮屈な場所にがんじがらめにして投げ入れられ、彼らはそこでいっそのこと破滅してしまうよう嘆願する。(そこで天使たちは言う:)「あなた方は今日一度きりの破滅を嘆願するのではない。それを何度も嘆願することになるのだ。」,(クルアーン25:11-14)

     3-至高のアッラーはこう仰られました:-その日彼らは地獄の業火に、無理矢理押し入れられる。(そしてこう言われる:)「これこそがあなた方が嘘としていた地獄なのである。」,(クルアーン52:13-14)

     4-至高のアッラーはこう仰られました:-そしてあなた方は罪深い者たちがその日、(鎖や枷で)がんじがらめにされているのを見るであろう。タールの衣服をまとわされ、彼らの顔を炎が覆う。,(クルアーン14:49-50)

     5-アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:“審判の日、地獄の業火から首が飛び出す。それは視覚を備えた2つの眼と、聴覚を備えた2つの耳と、喋ることの出来る1本の舌を備えており、こう言う:「私は3種類の者たちに対し(その懲罰を)委任された:(それらはつまり)頑迷な暴君、アッラーと共に何かを並べて崇めていた者、そして生き物を(写生や彫刻などでもって)模写していた者のことである。」”」(アフマドとアッ=ティルミズィーの伝承[20]

    ● 最初に地獄で罰される者:

     アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「私はアッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)がこう言うのを聞きました:“審判の日、最初に裁かれるのは殉教者である。彼は主の御許に連れて来られると、(現世における)アッラーの恩恵について話して聞かされ、それを認める。(アッラーは)仰る:“(あなたに授けてやった恩恵でもって)あなたは何を成したのか?”(彼は答えて)言う:“私はあなたゆえに戦い、そして殉教しました。”(するとアッラーは)仰る:“嘘をつけ。あなたは勇敢な者と言われたいがために戦い、そして実際にそう言われたのだ。”すると彼は命じられて逆様の状態で引っ張られて行き、地獄の業火へと放り込まれる。

    そして学識を身につけ、またそれを教え、かつクルアーンを(美しく)読んでいた者も(審判の日に最初に裁かれる)。彼は主の御許に連れて来られると、(現世における)アッラーの恩恵について話して聞かされ、それを認める。(アッラーは)仰る:“(あなたに授けてやった恩恵でもって)あなたは何を成したのか?”(彼は答えて)言う:“私は学識を身につけ、それを教授しました。そしてあなたゆえにクルアーンを読んでいたのです。”すると(アッラーは)仰る:“嘘をつけ。あなたは学者と言われたいがために学び、「クルアーン朗誦家」と呼ばれたいがためにクルアーンを読んでいたのだ。そして実際にそう言われたのである。”すると彼は命じられて逆様の状態で引っ張られて行き、地獄の業火へと放り込まれる。

    そしてアッラーによって豊かな糧を与えられ、様々な財を授けられた者も(審判の日に最初に裁かれる)。彼は主の御許に連れて来られると、(現世における)アッラーの恩恵について話して聞かされ、それを認める。(アッラーは)仰る:“(あなたに授けてやった恩恵でもって)あなたは何を成したのか?”(彼は答えて)言う:“私はあなたが施しをお望みになることにおいて、あなたゆえに施さなかったことはありません。”(するとアッラーは)仰る:“嘘をつけ。あなたは気前のいい者と言われたいがためにそうしたのであり、そして実際にそう言われたのだ。”すると彼は命じられて逆様の状態で引っ張られて行き、地獄の業火へと放り込まれる。”」(ムスリムの伝承[21]

    ● 地獄の民:

    1-至高のアッラーは仰られました:-そして(われら(アッラーのこと)のみしるしを信仰せず、それを嘘とする者たちは地獄の民なのである。彼らはそこに永遠に留まる。,(クルアーン2:39)

    2-イヤード・ブン・ヒマール(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、アッラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:「“・・・そして地獄の民には5種類ある:(即ち)そうあるべきでないことにおいて自らを律する知性を持たない、脆弱な者。あなた方の内の者だが、結婚も財産も求めようとしない者たち。また貪欲さをあからさまにしている詐欺師で、それを潜めたかと思えば騙まし討ちにする者。また常々あなたの家族や財産を狙って欺こうとしている者。”そして(預言者は次の者たちにも)言及しました:“吝嗇者、あるいは嘘つき。また醜悪で下卑た人格を備えた者。”」(ムスリムの伝承[22]

    ● 地獄の民の大多数:

     イブン・アッバース(彼らにアッラーのご満悦あれ)は言いました:「預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:“・・・そして私は地獄に目をやった。すると(そこにいる)大多数の者たちは、忘恩の徒である女性たちであった。”すると誰かが言いました:“彼女たちはアッラーに対して忘恩だったのですか?”(預言者は)言いました:“彼女たちが忘恩なのは、彼女たちの夫の恩恵と慈善においてであったのだ。もし彼女たちが何十年もよくされたとしても、それを何とも思わなかったであろう。そしてこう言ったに違いないのだ:“あなたには全くいい所がないのね。”」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[23]

    ● 地獄で最もひどく罰される者:

    1-至高のアッラーは仰られました:-「(2人の天使よ、)全ての頑迷な不信仰者たちを地獄へと放り込め。善行を拒み、(真理において)不正を行う懐疑的な者たちを。彼らはアッラーの他に崇拝物をこしらえたのだ。手ひどい懲罰の中に彼らを放り込んでしまえ。」,(クルアーン50:24-26)

    2-至高のアッラーはこう仰られました:至高のアッラーはこう仰られました:-そしてアッラーは彼(ムーサー)を、彼らの策略による悪からお守りになられた。そしてフィルアウン(ファラオ)の一族には手ひどい懲罰が確定したのである。(それは)彼らが(死後復活の時が来るまで)朝に夕に晒される業火。そして審判の日には、(アッラーが天使たちにこう命じられて言われる)「フィルアウンの一族を最も過酷な懲罰の中に投げ込むのだ。」,(クルアーン40:45-46)

    3-至高のアッラーはこう仰られました:-信仰せず、アッラーの道を阻む者たちには、われら(アッラーのこと)が懲罰の上に更なる懲罰を加えてやろう。それは彼らが(地上において)腐敗を働いていたゆえのことである。,(クルアーン16:88)

    4-至高のアッラーはこう仰られました:-実に偽信仰者たちは地獄の業火の最下層に(放り込まれる定めである)。そしてあなた方は、彼らにいかなる援助者もないことを知るであろう。,(クルアーン4:145)

    5-至高のアッラーはこう仰られました:-あなた方の主にかけて。われら(アッラーのこと)は彼らと悪魔たちを必ずや召集しよう。それから彼らを跪かせたまま、地獄の業火へと連れて来よう。それからわれらは、慈悲深きお方に対して最も反抗的だった者たちを各々の集団からつまみ出す。実にわれは誰がそこに行くべきかを熟知しているのだ。,(クルアーン19:68-70)

    6-アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:“審判の日、地獄の業火から首が飛び出す。それは視覚を備えた2つの眼と、聴覚を備えた2つの耳と、喋ることの出来る1本の舌を備えており、こう言う:「私は3種類の者たちに対し(その懲罰を)委任された:(それらはつまり)頑迷な暴君、アッラーと共に何かを並べて崇めていた者、そして生き物を(写生や彫刻などでもって)模写していた者のことである。」”」(アフマドとアッ=ティルミズィーの伝承[24]

    7-アブドッラー・ブン・マスウード(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:「審判の日懲罰が最も厳しいのは、預言者が殺害した者、あるいは預言者を殺害した者である。また人々を迷妄へと導く指導者であり、(憎しみや復讐などの意味で)死体を損傷する者である。」(アフマドとアッ=タバラーニーの伝承[25]

    ● 地獄の民で最も罰の軽い者:

    1-アン=ヌゥマーン・ブン・バシール(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「私はアッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)がこう言うのを聞きました:“審判の日最も懲罰の軽い者は、2本の燃えさしをその両足の裏にあてがわれ、それによって脳が煮えたぎっているような者である。それはちょうど銅製の鍋や先細りの甕が沸騰しているかのようである。”」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[26]

    2-イブン・アッバース(彼らにアッラーのご満悦あれ)は、アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)が次のように語ったと伝えています:「地獄の民の内で最も懲罰の軽いのは、アブー・ターリブ[27]である。彼は(炎の)靴を履かせられており、それによって脳が煮えたぎっている。」(ムスリムの伝承[28]

    3-アブー・サイード・アル=フドゥリー(彼にアッラーのご満悦あれ)は彼の前でアブー・ターリブの名が言及された時、預言者(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)がこう言うのを聞きました:「審判の日、私のとりなしは彼を益するだろう。彼は(私のとりなしが功を奏して)地獄の業火の浅瀬にくるぶしまで浸かっているだけなのだが、しかしそれでも、それによって脳の中枢部が煮えたぎっているのだ。」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[29]

    ● 地獄で最も軽い罰を受ける者が言われること:

     1-至高のアッラーは仰られました:-不信仰者たちは、もし彼らに審判の日の懲罰を免じてもらうための地上にある全てとそれと同様のものがもう1つあったとしても、それを受け入れてもらえない。そして彼らには痛烈な懲罰があるのだ。,(クルアーン5:36)

     2-アナス・ブン・マーリク(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、預言者(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:「審判の日、至高のアッラーは地獄で最も軽い罰を受ける者にこう仰られる:“もしあなたに地上にある全てのものがあったとしたら、それでもって(この日の懲罰を)償うか?”彼は答える:“もちろんです。”すると(アッラーは)仰られる:“あなたがアーダム(アダム)の背骨の内にある時から、われはそれより簡単な事をあなたに要求していただけだったのに。(つまりそれとは)われと共に何かを並べたりしないこと(である)。しかしあなたはそれから背き、われにおいてシルク[30]を犯したのだ。”」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[31]

    ● 地獄の鎖と枷:

    1-至高のアッラーは仰られました:-実にわれら(アッラーのこと)は不信仰者たちに、(彼らを縛り付ける)鎖と枷と業火を用意しておいた。,(クルアーン76:4)

     2-至高のアッラーは仰られました:-啓典とわれら(アッラーのこと)が使徒たちに携えさせて遣わしたところのものを嘘とする輩は、後に知るだろう。彼らの首には枷と鎖が付けられ、(それでもって)熱湯の中を引きずり回される。そしてそれから業火の中で焼かれるのだ。,(クルアーン40:70-72)

     3-至高のアッラーは仰られました:-実にわれら(アッラーのこと)にこそ、(地獄の民を)縛り付けるものと業火はある。そして棘々のザックーム[32]の木と、痛烈な懲罰が。,(クルアーン73:12-13)

     4-至高のアッラーは仰られました:-(天使たちよ、)彼を捕まえ、枷をつけよ。そして業火へと連れ行くのだ。それから70腕尺もの長さの鎖でもって縛り、彼を引きずり行くのだ。本当に彼はこの上なく偉大なアッラーを信仰することもなければ、恵まれない者たちに食を施すことも勧めなかった。,(クルアーン69:30-34)

    ● 地獄の民の食べ物:

    1-至高のアッラーは仰られました:-実にザックーム[33]の木は罪深い者の食べ物。(それは)腹の中で煮えたぎる、溶けた鉛のようである。(それは)まるで熱湯のたぎりのよう。,(クルアーン44:43-46)

     2-至高のアッラーは仰られました:-一体それ(天国のこと)こそがよき糧であるのか、それともザックームの木なのか?実にわれら(アッラーのこと)はそれを(真理に対する)不正者たちへの試練とした。それは地獄の業火の底から伸び出ている。その実の房は、あたかも悪魔の頭部のよう。彼らはそれを食べ、腹を満杯にする。そしてその上に熱湯を飲まされる。そしてそれからまた業火の中へと戻らされるのである。,(クルアーン37:62-68)

     3-至高のアッラーは仰られました:-彼らには棘々の醜悪の木々しか食べ物がない。それは彼らの滋養にもならなければ、彼らの飢えを満たしてくれることもない。,(クルアーン88:6-7)

     4-至高のアッラーはこう仰られました:-そしてその日、彼らには(彼らを益したり、あるいはとりなしてくれる)親しき者もない。食べ物といえば(地獄の民の体から流れ出る)膿しかない。それは罪深い者たちだけが食することになるものである。,(クルアーン69:35-37)

    ● 地獄の民の飲み物:

    1-至高のアッラーは仰られました:-そして(使徒たちとその追従者たちはアッラーに)勝利を祈り、全ての(真理に対して)倣岸な者たちは衰退した。そしてその後(彼らには)地獄の業火が待ち受けており、膿の水を飲まされることになるのだ。彼らはそれを飲まされるが、それはなかなか喉を通りにくい。そしてあらゆる方向から死に値するような懲罰がやって来るが、彼らはいっそのこと死んで(それらの苦しみから逃れて)しまうことも出来ない。そしてその他にも更に厳しい懲罰が待ち受けているのだ。,(クルアーン14:15-17)

     2-至高のアッラーは仰られました:-そして(彼らは)熱湯を飲まされ、そのはらわたは散り散りになる。,(クルアーン47:15)

     3-至高のアッラーは仰られました:-実にわれら(アッラーのこと)は(真理に対する)不正者たちに、彼らを炎の塀で包み込む地獄の業火を用意した。そして彼らがその灼熱から助けを求めても、顔を焼き焦がす溶けた鉛のような水しか与えられない。(それは)何と忌まわしい飲み物、何と悪い居所であろうか。,(クルアーン18:29)

     4-至高のアッラーはこう仰られました:-(天国の民に関する諸事は)こうである。一方反逆する者たちには悪い帰り所がある。彼らが行くのは地獄の業火。何と忌まわしい臥所であろうか?そしてここには熱湯と膿。彼らにそれを飲ませよ。またこれらの他にも様々な種類の懲罰が待ち受けているのだ。,(クルアーン38:55-58)

    ● 地獄の民の衣服:

    1-至高のアッラーはこう仰られました:-不信仰者たちは(地獄の)炎から出来た衣服を着せられ、その頭上から熱湯を注がれる。,(クルアーン22:19)

    2-至高のアッラーはこう仰られました:-そしてあなた方は罪深い者たちがその日、(鎖や枷で)がんじがらめにされているのを見るであろう。タールの衣服をまとわされ、彼らの顔を炎が覆う。,(クルアーン14:49-50)

    ● 地獄の民の寝床:

    至高のアッラーは仰られました:-彼らには地獄の業火の中にその臥所がある。そしてその上には(彼らを覆う)炎の層。われら(アッラーのこと)はこのように、不正者たちに報いを与えよう。,(クルアーン7:41)

    ● 地獄の民の嘆き:

    1-至高のアッラーはこう仰られました:-このようにアッラーは、彼らの行いを彼らにお見せになられ、彼らは(それを眼前にして)悔やみ嘆く。そして彼らは地獄の業火から逃げ出すことも出来ない。,(クルアーン2:167)

    2-アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「預言者(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:“人は、もし行いが悪ければそこが地獄における自らの居場所となっていたはずのその場所を見せられることなしには、天国に入ることはない。それは彼の感謝の念が増大するように、とのお計らいからである。また人は、もし行いが良ければそこが天国における自らの居場所となっていたはずのその場所を見せられることなしには、地獄に入ることはない。それはそれが彼にとって後悔の嘆きとなるように、とのお計らいからである。”」(アル=ブハーリーの伝承[34]

    3-アナス・ブン・マーリク(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、預言者(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:「審判の日、至高のアッラーは地獄で最も軽い罰を受ける者にこう仰られる:“もしあなたに地上にある全てのものがあったとしたら、それでもって(この日の懲罰を)償うか?”彼は答える:“もちろんです。”すると(アッラーは)仰られる:“あなたがアーダム(アダム)の背骨にある時から、われはそれより簡単な事をあなたに要求していただけだったのに。(つまりそれとは)われと共に何かを並べたりしないこと(である)。しかしあなたはそれから背き、われにおいてシルク[35]を犯したのだ。”」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[36]

    ● 地獄の民の言葉:

    1-至高のアッラーは仰られました:-(アッラーは)仰る:「人間とジンからなるあなた方以前に滅びた(不信仰の)民と共に、地獄の業火の中に入るのだ。」ある民が地獄に入るたび、彼らよりそこに先んじていた民が彼らを呪う。そして彼らが皆集結すると、後から来た者たちが先んじていた者たちに言う:「われらが主よ、(先人である)彼らが私たちを迷わせたのです。彼らには地獄の業火で、私たちの倍の懲罰をお与え下さい。」(そこでアッラーは)仰る:「あなた方全てに倍の懲罰を与えよう。しかしあなた方は、その懲罰が一体どのようなものであるか、まだ分かっていないのだ。」そして先んじた者たちは後から来た者たちに言う:「(不信仰において私たちに従った)あなた方が私たちに対して特権を有しているわけではない。あなた方はあなた方の行っていたところのものゆえ、懲罰を味わうのだ。」,(クルアーン7:38-39)

    2-至高のアッラーは仰られました:-そして審判の日、あなた方は互いに不信仰者呼ばわりし、互いに呪い合う。しかしあなた方(全員)の身の寄せ所は地獄の業火なのであり、あなた方にはいかなる援助者もいないのだ。,(クルアーン29:25)

    3-至高のアッラーは仰られました:-(そこで天使たちは言う:)「あなた方は今日一度きりの破滅を嘆願するのではない。それを何度も嘆願することになるのだ。」,(クルアーン25:14)

    [1] 訳者注:「8.イーマーンとイーマーンの諸特質」の項参照。

    [2] 訳者注:詳しくは「5.シルクの種類」の章を参照のこと。

    [3] 真正な伝承。ムスタドゥラク・アル=ハーキム(1304)、サヒーフ・イブン・ヒッバーン(3013)。アル=アルナウートによれば、伝承経路は真正。

    [4] 訳者注:詳しくは「5.シルクの種類」の章を参照のこと。

    [5] サヒーフ・ムスリム(2842)。

    [6] 訳者注:詳しくは「イーマーンの諸基幹⑤最後の日への信仰‐スィラート(地獄の架け橋)」の項を参照のこと。

    [7] サヒーフ・アル=ブハーリー(806)、サヒーフ・ムスリム(182)。文章はムスリムのもの。

    [8] サヒーフ・ムスリム(2844)。

    [9] サヒーフ・ムスリム(2845)。

    [10] 訳者注:地獄でそれだけ強靭な体を与えられているにも関わらず、その懲罰で苦しみ続けるということ。つまり地億の懲罰の凄まじさを表しています。ウフド山はマディーナ郊外の山の名称。

    [11] サヒーフ・ムスリム(2851)。

    [12] サヒーフ・アル=ブハーリー(6551)、サヒーフ・ムスリム(52)。文章はムスリムのもの。

    [13] 訳者注:斜体で示した名前は全て、マディーナ近郊の大きな山の名称です。アッ=ラバダはマディーナから3夜の行程にある村の名称です。

    [14] 真正な伝承。ムスナド・アフマド(8327)、ムスタドゥラク・アル=ハーキム(8759)。アッ=スィルスィラト・アッ=サヒーハ(1105)参照。文章はアル=ハーキムのもの。

    [15] サヒーフ・アル=ブハーリー(3265)、サヒーフ・ムスリム(2843)。文章はムスリムのもの。

    [16] サヒーフ・アル=ブハーリー(3260)、サヒーフ・ムスリム(617)。文章はムスリムのもの。

    [17] 訳者注:キリスト教徒やユダヤ教徒などの啓典の民も、地獄の門番を同数の天使としていたという説があります。またこのクルアーンの後半部分は、ムスリムたちを迫害していた者たちの頭目の1人アブー・ジャハルが、「その上には19の天使がいる」という章句が啓示された時に、「100人がかりで彼らの内を1人を倒せば、地獄から脱出出来るのではないか?」と嘲笑したことに関して下ったものだとも言われています(アッ=シャウカーニー師著のクルアーン解釈書「ファトゥフ・アル=カディール」参照)。

    [18] 訳者注:詳しくは「イーマーンの諸基幹‐⑤最後の日への信仰」の章「審判の日の大予兆」の項の「ヤアジュージュとマアジュージュの出現」を参照のこと。

    [19] サヒーフ・アル=ブハーリー(3348)、サヒーフ・ムスリム(222)。文章はアル=ブハーリーのもの。

    [20] 真正な伝承。ムスナド・アフマド(8411)、スナン・アッ=ティルミズィー(2574)、サヒーフ・スナン・アッ=ティルミズィー(2083)。アッ=スィルスィラト・アッ=サヒーハ(512)参照。文章はアッ=ティルミズィーのもの。

    [21] サヒーフ・ムスリム(1905)。

    [22] サヒーフ・ムスリム(2865)。

    [23] サヒーフ・アル=ブハーリー(29)、サヒーフ・ムスリム(907)。文章はアル=ブハーリーのもの。

    [24] 真正な伝承。ムスナド・アフマド(8411)、スナン・アッ=ティルミズィー(2574)、サヒーフ・スナン・アッ=ティルミズィー(2083)。アッ=スィルスィラト・アッ=サヒーハ(512)参照。文章はアッ=ティルミズィーのもの。

    [25] 伝承経路は良好。ムスナド・アフマド(3868)、アッ=タバラーニーのアル=カビール(10/260)。アッ=スィルスィラト・アッ=サヒーハ(281)参照。文章はアフマドのもの。

    [26] サヒーフ・アル=ブハーリー(6562)、サヒーフ・ムスリム(213)。文章はアル=ブハーリーのもの。

    [27] 訳者注:詳しくは「イーマーンの諸基幹-⑤最後の日への信仰」の章「とりなし」の項を参照のこと。

    [28] サヒーフ・ムスリム(212)。

    [29] サヒーフ・アル=ブハーリー(6564)、サヒーフ・ムスリム(210)。文章はアル=ブハーリーのもの。

    [30] 訳者注:詳しくは「5.シルク」の章を参照のこと。

    [31] サヒーフ・アル=ブハーリー(6557)、サヒーフ・ムスリム(2805)。文章はアル=ブハーリーのもの。

    [32] 訳者注:ひどい悪臭を漂わせている地獄の民の食べ物で、彼らはそれを無理矢理詰め込まされます。地獄の底に根を下ろし、その枝々を地獄中に広げ、その実の房は、あたかも悪魔の頭部のよう﴿に巨大かつ醜悪なものです。

    [33] 訳者注:上記の訳者注参照のこと。

    [34] サヒーフ・アル=ブハーリー(6569)。

    [35] 訳者注:詳しくは「5.シルク」の章を参照のこと。

    [36] サヒーフ・アル=ブハーリー(6557)、サヒーフ・ムスリム(2805)。文章はアル=ブハーリーのもの。

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